年齢を重ねると、若い頃には考えもしなかった不安が湧いてくるものですよね。お金のこと、健康のこと、これからの暮らし…特に定年退職後なんかは、ふとした瞬間に頭をよぎることが多くなるかもしれません。
実は、私の親戚にも同じような不安を抱えていた人がいるんです。60代後半の親戚のおじさんなんですが、ある日、ポツリとこんなことを言いました。
「年金だけで本当に生活していけるのか、正直、ちょっぴり不安なんだよなぁ…」
いつも明るく、悠々自適な生活を送っているように見えた人だったので、私は正直驚きました。でも、よくよく話を聞いてみると、同じような不安を抱えている高齢者の方は決して少なくないようなんです。 そこでこの記事では、そんな高齢者の方々が抱える不安を、少しでも和らげるための考え方や、実際に役立つポイントを、私の体験談も交えながら、できるだけわかりやすくまとめてみました。少しでも、これから先の生活のヒントになれば嬉しいです。
お金の不安は「見える化」でスッキリ解消!
高齢者の方々が抱える不安の中でも、特に多いのが、やっぱりお金の問題ではないでしょうか。
「年金だけで生活できるのか」「今の貯金はあと何年くらい持つのか」…考え始めると、不安がどんどん膨らんで、眠れなくなってしまう、なんていう方もいるかもしれませんね。 先ほどの親戚のおじさんも、最初は「漠然とした不安」を抱えている状態でした。「なんとなく、このままじゃ足りなくなるんじゃないか…」と、根拠もなく不安に思っていたそうです。何から手をつければいいのかもわからず、モヤモヤした日々を送っていたと言います。
そこで、思い切って家計を書き出してみることにしたそうです。すると、意外な事実が判明しました。
* 年金収入:月々およそ14万円
* 生活費(食費、光熱費、通信費など):月々平均12万円ほど
なんと、計算してみると、毎月少しではありますが黒字だったんです! それまでは「足りなくなるかもしれない」という不安ばかりが頭を占めていましたが、具体的な数字を目の当たりにしたことで、気持ちがスーッと楽になったそうです。
「これなら、なんとかなりそうだ」と思えるようになり、その後の生活に対する安心感につながったと言っていました。 もちろん、収入や支出は人それぞれなので、すべての方が同じように黒字になるとは限りません。もしかしたら、家計簿をつけてみたら赤字だった、という方もいるかもしれません。
でも、まずは現状を把握することが大切です。家計を「見える化」するだけでも、不安の大きさは確実に変わってくるはずです。
健康の不安は「完璧主義」を手放して、気楽にいこう!
年齢を重ねると、若い頃には感じなかった体の変化を意識する機会が増えてきますよね。「なんだか疲れやすくなったなぁ」「もしかして、どこか悪いんじゃないか…」そんな風に、健康状態に不安を感じることもあるかもしれません。
私の祖母も、70歳を過ぎた頃から健康オタクのようになっていました。毎日、テレビや雑誌で健康に関する情報をチェックしては、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と焦っていたのを覚えています。
でもある日、近所の友人からこんなことを言われたそうです。
「そんなに無理しなくても、毎日ちょっと散歩するだけでも十分効果あるわよ。」
それを聞いた祖母は、肩の力がフッと抜けたそうです。それから、毎日20分程度の散歩だけを日課にするようにしました。すると、体の調子が良くなっただけでなく、気持ちも前向きになったと言っていました。 もちろん、健康のために色々試してみることは大切です。でも、あまりストイックになりすぎると、逆にストレスになってしまうこともあります。
「毎日30分のジョギング」「一日に〇品目の野菜を食べる」…そういった目標を立てるのも良いですが、まずは
「毎日10分散歩する」
「野菜を何か一品加える」
といった、無理なく続けられることから始めてみましょう。それだけでも、十分意味があるはずです。
人とのつながりが、心の不安を解消してくれる
高齢者の方にとって、人とのつながりは、健康と同じくらい大切なものです。
定年退職をしたり、子供が独立して家を出たり、あるいは配偶者と死別したり…そういったライフイベントをきっかけに、人と会う機会が減ってしまうことがあります。
私の父も、会社を退職した直後は、まるで抜け殻のようになっていました。「毎日やることがない」と言って、朝から晩までテレビばかり見ていたんです。 そんな父に変化が訪れたのは、地域のウォーキングサークルに参加してからでした。週に2回ほど、近所の公園をみんなでワイワイ歩くだけの簡単な活動なのですが、そこで新しい知り合いができたことで、父の生活にパッと彩りが加わったんです。「今日は〇〇さんと会うから、楽しみだ」と、以前のように笑顔を見せるようになりました。 誰かと話したり、一緒に何かをしたりするだけでも、不安や孤独感は不思議と小さくなるものです。
地域のサークルに参加する、昔の友人に連絡を取ってみる、ボランティア活動に参加してみる…など、積極的に人とのつながりを持つように心がけましょう。
不安をゼロにする必要はない
ここまで、高齢者の不安を軽くするための様々な方法を紹介してきましたが、
一番大切なのは「不安を完全になくそう」と思いすぎないことです。
人間だもの、誰だって将来のことを考えると、多少の不安は感じるものです。「これから病気になるかもしれない」「お金が足りなくなるかもしれない」「孤独死するかもしれない」…そういった不安は、決して悪いことではありません。
むしろ、不安があるからこそ、今のうちから準備をしたり、生活習慣を見直したりするきっかけになるのです。不安を放置するのではなく、建設的に向き合っていくことが大切です。
大事なのは、不安に振り回されないことです。不安に押しつぶされて、何も行動できなくなってしまうのが一番良くありません。「不安と上手く付き合っていく」くらいの気持ちで、気楽に構えましょう。
まとめ
高齢者の不安には、お金、健康、生活、孤独など、様々なものがあります。でも、その多くは、ちょっとした工夫や考え方を変えることで、いくらか軽くすることができます。
* まずは家計を整理して、現状を把握してみる。
* 無理のない範囲で、運動習慣を取り入れてみる。
* 地域のコミュニティなどに参加して、人とのつながりを持つ。
そういった小さな行動を積み重ねていくことが、安心した生活につながっていきます。 もちろん、将来のことを考えると、どうしても心配になることもあるかもしれません。でも、焦らず、自分のペースで、今できることを少しずつ続けていけば大丈夫です。一緒に乗り越えていきましょう!


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